東日本大震災により、亡くなれた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害を受けられた皆様やそのご家族の皆様に対しまして、謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興を心からお祈り申し上げます。
震災の影響や、このご時世から、なかなか仕事が少ない状況で、時間ができたこともあり何かできないかなぁと思っていました。
同僚が、中型自動車の限定解除を行ったらしく、5時間の教習所内の実技教習で取得できるとのことでした。ただ注意することは、一度８t限定を解除すると、再び８t限定中型第一種免許に戻すことはできなくなります。免許証更新時に行われる深視力検査に不合格の場合、８t限定中型第一種免許に戻すことはできないので、新制度の普通第一種免許（車両総重量５トン未満）になってしまいます。
自動車学校は、高校のときに普通自動車免許を取得したとき以来ですので、うん十年ぶりになります。
この学校の卒業生だと割引制度があり、思っていたより安く取得できそうです。
さぁ教習はどうなることやら。
教習開始！教習車をみて、「ぐはぁ・・・でかい」こんなの運転できるのかと意気消沈。少しの説明でもう運転なのである。
最近は、マニュアル車の運転はあまりしてなかったので、どうなんることかと思ったが、特に問題もなく・・・。
通常2速発進なんですか・・ふむふむと外周をまわる。はじめ右回りで特に問題はなかったが、左回りに移った瞬間、「あ！後輪が縁石に乗り上げた！！」そう内輪差を考慮しないといけないのだ。
まぁここまでは、気をつけてまわれば問題ないのだが、運転するときにどんなことに注意しなければいけないかが、まったく忘れてしまっているのだ。
進路変更するとき、曲がるときなどなど・・・この歳になるとなかなか指導されることがないだけに、ムッとしつつも自分が悪いことはわかるので、ぐっとこらえがんばるのであった。
そして問題はフットブレーキ、たぶん空気油圧複合式と呼ばれてる方式で普通乗用車とは異なる。経験のない私は通常通り踏み込むと急ブレーキみたいになり、ガクンガクンなるのだ。ゆっくりとじわ～～と踏んでいくときれいに止まれるようになる。なれるまで結構かかったよぉ。
もう2時間終了、残り3時間。
教習では、試験時のコースにおける走行なども大事ではあるが、課題というのがある。この免許では、「Ｓ字」「クランク」「後方感覚」「路端」「隘路(あいろ)」なんかがある。それぞれの項目についてはネット検索すれば出てくると思うので興味がある方は検索してね。
「Ｓ字」「クランク」は、2速半クラッチでゆっくり曲がれば良いが、運転席の大体真下に前輪があるので、それなりに外縁から車体がはみ出ても大丈夫なので、その辺りを意識すると良いかもしれない。
「後方感覚」は、Ｔ字の車庫入れみたいなので入れ終わったときに、車体の最後部が、後ろの壁から50cm以内にしないといけない。私はトラックの乗り降りする窓からではなく、シートの後方にある荷台との間の窓から目視確認で行うほうがうまくできた。
「路端」は、停止するほうは特に問題なかったが、発進するときに前方障害物を回避し発進することだけを考えると、左後方が路肩側へ膨らんでしまい、路端側のポールにあたりそうになることがしばしばでした。
最後に「隘路」なんだけど、これがまた意味がわからん。正直最後までこの場所にきたらハンドルを切るといった方法でしかクリアできませんでした。実際に狭いところにうまく入れることができるのか不安です。
もう4時間終了、残り1時間。
最後の1時間は見極めである。いままでの復習であるが4時間しか乗ってないんだよねぇ。
教官に言われるままに、コースをまわり、課題も何とかクリアしていく。ここで「坂道発進は・・・」と え！やってないですけどといいながら、坂道停車してサイドブレーキ使って難なく発進、「あ！AT限定じゃなかったからいらないか・・・失礼失礼」とまぁそんなこともありながら、見極めOK！
さぁ 卒険うまくいくかな・・・。
朝から、バクバクモンである。こんな気持ちになったのはいつ以来だろうか。
本日は、中型免許は自分も含めて３名で、普通免許から、AT中型8t限定から、そして私の中型8t限定からということで同じ中型免許取得でも3人とも内容が違うのだ。
普通免許からの方は路上検定だし、AT中型8t限定の方は坂道発進がある。私は一番課題が少ないのである。
結果、3名とも無事合格！
それにしても この教習で運転というものを再認識できたし、久しぶりに指導を受ける経験をさせてもらったし、とてもリフレッシュできる時間であった。
免許は、限定解除なので新たに免許を交付するわけではなく、現免許の後ろに限定解除のハンコを押してもらうだけ。